はじめに

マイナス思考に悩む方が何とか変わろうとする時に、プラスに考えられるようになりたいと思う方がいらっしゃいます。

以前、ブログでマイナス思考を問題を回避する能力として活かしてみたらどうですかというお話をしたことがあるんですが、これはマイナス思考を活用するという点では意味があるのかもしれませんが、マイナス思考そのものを何とかしたいという点では何も語っていないのが玉にキズですね。

では、マイナス思考に悩む方がどのように向き合っていけばいいのか。

私なりにまとめてみた結果、大まかに9つの方向性が出てきましたのでご紹介したいと思います。

紹介の前に

あくまでも方向性なので具体的な方法・ノウハウなどの説明は全くありません。しかし、どんなに具体的な方法・ノウハウを仕入れても、「自分は今どこに向かっているのか」という方向性が見えなければせっかくの方法・ノウハウも十分に活かせないことがあります。

例えば、沖縄に旅行に行こうと思っていたとして、電車やバスや飛行機や船などの交通手段をいくら知っていたとしても、まずは沖縄がどこにあるのかを知っておく必要がありますよね(例えがちょっと極端ですが)。

もしあなたがマイナス思考に悩んでいて、それを何とかしたいと思っているなら、どういう方向性があるのかひとつの指針になればと思います。

また、それぞれの方向性に関連した参照する価値のありそうなキーワードを並べてみました。9つの各方向性には、それぞれ既に専門家あるいは専門的に述べている方々がいらっしゃいます。より詳細に知りたい方はインターネット検索などで情報を仕入れて頂ければと思います。

具体的に9つの方向性を見ていきましょう

ここでは、マイナス思考を悲観的な将来を想像し「そうなったらどうしよう」と思って心細くなることとして考えてみたいと思います。

1. プラス思考の言葉を徹底的に繰り返す

「自己暗示の反復が潜在意識を変える」という考え方がベースになっています。
プラスの言葉を繰り返し反復して潜在意識に刻み込むというものです。

[ 参照キーワード ] アファメーション

2. プラス思考になった自分(マイナス思考で困らなくなった自分)を想像する

「脳は現実と想像の区別がつかない」あるいは「これから起こる解決に焦点を当てる」という考え方がベースになっています。
プラス思考になった自分(マイナス思考で困らなくなった自分)を具体的に想像することでプラス思考になった状態(マイナス思考で困らなくなった状態)を作り出すというものです。

[ 参照キーワード ] NLP イメージワーク 短期療法 BFTCアプローチ 解決志向

3. マイナスに考えている中でもプラスに考えることができていることを掘り起こす

「すべてかゼロか思考は認知のゆがみである」あるいは「既にある解決の状態を発展させる」という考え方がベースになっています。
マイナス思考に陥っている中でもプラス思考できていることを掘り起こします。そして、プラス思考できていることを拡大させていくというものです。

[ 参照キーワード ] 認知行動療法 10種類の認知の歪み 短期療法 BFTCアプローチ 解決志向 コーピング・クエスチョン

4. マイナス思考をこれまでとは違う枠組みで捉える

「ある角度で見たら短所にもなるし、また別の角度で見たら長所にもなる」という考え方です。
ある角度で見たら短所に思えるマイナス思考を、別の角度から見て長所を発見していくというものです。

[ 参照キーワード ] NLP リフレーミング

5. マイナス思考の自分自身と対話する

「自分の心を焦点化し客観視することで新しい気づきや発見を得る」という考え方がベースになっています。
建設的にマイナス思考の自分自身と向き合う、話し合うことで、解決の道を探していくというものです。

[ 参照キーワード ] フォーカシング NLP ゲシュタルト療法 イメージワーク

6. マイナス思考を計画化する

「悲観的な将来が起きたときにどうするのかをあらかじめ決めておく」という考え方です。
あらかじめ決めておくことでマイナス思考に翻弄されないようにするというものです。

[ 参照キーワード ] シナリオプランニング リスクマネジメント

7. マイナス思考を起こす引き金を特定し、マイナス思考に陥るパターンを回避する

「問題はある特定のパターンの中で起こっている」という考え方がベースになっています。
マイナス思考に陥るパターンが減れば、マイナス思考で困らなくなるというものです。

[ 参照キーワード ] 短期療法 MRIアプローチ システム思考

8. マイナス思考が起こっても解釈したり判断したりしないようにする

「人間は自動的に物事を解釈したり評価したりする思考が働く」という考え方がベースになっています。
今この瞬間の自分に注意を向け、マイナス思考が浮かんできても解釈したり評価したりせずに「今ここにあるもの」として受け止め続けることで、マイナス思考の自分から距離を取れる状態を作っていくというものです。

[ 参照キーワード ] 認知行動療法 マインドフルネス 呼吸法 瞑想

9. プラス思考とマイナス思考といった二元性を解放させる

「人間意識は二元性の概念を持っている」あるいは「人間は二元性の世界に生きている」という考え方がベースになっています。
クリアリングによって二元性のブロックを解放して統合に向かっていくというものです(スピリチュアル的な発想ですね)。

[ 参照キーワード ] スピリチュアル ブロックの解放 クリアリング

まとめると

ここで紹介したマイナス思考を改善するための9つの方向性は、3つのグループに分かれます。

  • プラス思考にアプローチするもの
  • マイナス思考にアプローチするもの
  • プラス思考とマイナス思考という二元性にアプローチするもの

プラス思考にアプローチするもの

1. プラス思考の言葉を徹底的に繰り返す
2. プラス思考になった自分(マイナス思考で困らなくなった自分)を想像する
3. マイナスに考えている中でもプラスに考えることができていることを掘り起こす

マイナス思考にアプローチするもの

3. マイナスに考えている中でもプラスに考えることができていることを掘り起こす
4. マイナス思考をこれまでとは違う枠組みで捉える
5. マイナス思考の自分自身と対話する
6. マイナス思考を計画化する
7. マイナス思考を起こす引き金を特定し、マイナス思考に陥るパターンを回避する
8. マイナス思考が起こっても解釈したり判断したりしないようにする

プラス思考とマイナス思考という二元性にアプローチするもの

9. プラス思考とマイナス思考といった二元性を解放させる

どのやり方が合っているのかは人それぞれ

9つの方向性を挙げてみましたが、どれが良くてどれが悪いというのは特にありません。

選択肢が複数ある中で、今の自分にとって合っている方向性を採用してみるのがいいのではないでしょうか。ひとつだけ採用してもいいですし、複数採用してもいいでしょう。

改善するための具体的なやり方や方法は少し調べれば出てきます。インターネット上の情報、書籍、セミナー等で仕入れることができます。
大事なのは、それらのやり方や方法はどのような考え方で成り立っているのか、どこを目指しているのか、どこに向かおうとしているのかといったことをきちんと把握しておくことです。

おわりに

あるプランナーの方から教わった言葉あります。

  • 地図を描き、目的地を明確にする
  • 土台に置くのは知識ではなく、考え方・姿勢・態度

このようなことが企画、プランニングにおいては大事だということを教わりました。

これは自己啓発や自己改善という点でも同じことが言えるのではないでしょうか。なぜなら、自己啓発や自己改善はある意味自分自身を企画していくことと言えるからです。

今回はマイナス思考を改善するというテーマで9つの方向性を考えてみましたが、また他のテーマでも何かしら地図や目的地などをご紹介できればと思います。